macabre

お久しぶりです。
夏休み半ばにして廃人同様の生活を送り、生きる意味を常に問いかけているチェザリーニです。
PSPでウイニングイレブンをやるだけの生活。
そろそろ家族に仕分けられそうで怖いです。



それはさておき、ゲームの話の話をしましょう。
このStarTRain、前からやりたいと思っていたのですが、中古でも結構なお値段をしていたので攻めあぐねておりました。
実は一年ぐらい前から欲しいと思っていたんですが、気づいたらこんなに時間が経っていました。
パッケージを眺めて、悦に浸っていると。
「暖かいだけじゃなく冷たい――でも暖かい。そんな恋の物語。」
という文句を見つけて思わず
「暖かいのか冷たいのかどっちだよ」とツッコミを入れてしまいました。
自分が本当に嫌な奴だと再確認した瞬間でしたね。でもクリア後にはいい言葉ですよ。



お話としては大好きな奈美先輩と別れてしまった司くんの成長を描いた物語といったところでしょうか。
前半はその先輩との日々の回想、後半が他のヒロインと今一度恋愛しましょうという流れです。
本編ではあまり成長せず、後日談ぐらいでかなり成長するなと思ったのは秘密です。
奈美先輩を人目見て、かわいいなと思っていたので、主人公が別れたと聞いた冒頭で思わずガッツポーズ。
ここでも自分が嫌な奴だと再確認しましたね。
加えて、メシウマという言葉の意味をここに来て理解しました。



OPが個人的には超名曲です。
やはりギターでコピーしちゃいました。
こういう曲大好きなんです、ほんと。
EDは打って変わってI'veっぽい打ち込み系のしっとりした曲。音楽は全体的になかなか良いです。



主人公は会話する気あるのかレベルの素っ気ない会話を披露してくれます。
「先輩が大好きなんだ」と心の中でのシャドーボクシングは絶好調なんですが、肝心の現実世界では沈黙、もしくは返事だけみたいな会話が大半。
シャイとかそういうレベルではないコミュニケーション能力を体感させていただきました。
正直、だいぶ賛否両論な主人公だと思います。



先輩可愛いなあと思ってみていたら(このゲームは女の子がみんな可愛いです。ストライクです。
特に神崎蓬ちゃん初登場時にチェザスカウターに激震が走りました。
「神がおる」
最早この一言だけで説明不要ですね。あえて説明するなら、
あの控えめで淑やかな振る舞いの中にも、一本芯の通った凛とした心の強さを併せ持っているだけに留まらず、主人公に対しての優しさは正に、聖母に相応しいと形容できよう。加えてあの黒髪ロングのヘアスタイルが現代日本の女性たちが失っている、我が国の女性が生得的に持っている輝きや価値といったものは一体なんなのかという事をこれ以上なく雄弁に語るその姿は、私をこの上なくひきつける。更には確信犯的な笑みを浮かべながら人を愚弄するような行動に出る打算的な一面もあり、騙されていいとすら思わせてくれる危うい魅力を持ち合わせている。そもそも…(以下２万字)。というくらい好きでした。



あとは奏も好きそうな人多そうだなと思いました。
風音パワーで最大瞬間風速的には蓬の牙城を崩していました。
あとお祭りでの巫女姿がよかったです。てか可愛くなりすぎです。
最近よく僕の中で巫女がヒットしてますが、
いままで巫女みこナースとかのイメージしかなかったからだめなんだと思いました。
よく考えればSNOWの芽衣子も巫女でしたね…
オールクリア後には奏の株が急上昇しまくりでした。なぜかという事をみなさんに吹聴して周りたいのですが、それはまたの機会に…



総評としては、本当に自分に話が合えば名作になる良作といったところでしょう。
かなり丁寧に作られているゲームなので、なかなか80点以下を付ける人がいないだろうなというゲームです。
なので、これは恋愛ゲームを求めている方には、間違いなく買って損がないゲームです。序盤の主人公に我慢することができれば絶対に楽しめます。
この作品の魅力は登場人物が色んな恋愛をしていることです。普通は大体ヒロインと主人公が初めて付き合う者同士だったりしますが、この作品は主人公もヒロインも他に恋愛しています。なかなか興味深かったです。
皆さんもぜひ、手にとってみて下さい。




最後に。
このゲーム一番の見どころは実は大樹と麻衣子の絡みなのではないかと思いました。



僕からは以上です。

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テーマ : PCゲー
ジャンル : ゲーム