macabre

お久しぶりです。
ようやくテストも終わりかけたと思いきや、今度は就活の説明会の嵐です。ESってなんなんでしょうね。
「そんなものでは俺の真の力は計れない」
などと厨ニテイスト全開の発言をすることもままならず社畜になっていくのでしょう。
日々、誰かのために働いている社会人の方には敬意を払うほかありません。



VA系ブランドで今は亡きCRAFTWORKの作品です。当時は１８禁PCゲーム業界にとてつもない衝撃を与えたことでしょう。
その手のファン層にはカルト的な人気があります。怪作とでもいいますか。普通のゲームではないです。
主人公の精神状態を見ていると、精神病体験ゲーム(不謹慎な言い方だとすればすみません)といえるでしょう。
このゲームは何か特殊な電波を発信してるんですよね。
天使様の波動を感じた方々のハートをがっちりと鷲掴みしています。




長岡建蔵さんの絵には不思議な魅力がありますね。普通の絵のように見えるけど、どこか浮世離れしているといいますか。幻想的なタッチです。女の子も可愛いと思います。
僕はこういう絵が大好きなので応援しています。
ただ、この作品のイメージが強すぎて、この方が原画のゲームには何か罠があるのではと思ってしまいます。




ストーリーは教育実習生の主人公が夕暮れ時の学校で、女の子たちと仲良くなったり先生と話したりするというものです。
「なんだ、学園ものなんだー」
と思ったかたはパッケージをみた瞬間、凍りつくので気をつけてください。パッケージを開けて、CDを見てもう一発びっくりするはずです。
製作者の皆様はなにか現世に不満でもあったのでしょうか。
プレイ中はずっと夕暮れの色なんですがなにか意味はあるのでしょうか。




文章は電波＋狂気というテイストです。主人公の思考に脈絡がないところが、プレイヤーをやたらと不安にさせます。
鬱ゲーをK点ぶっ飛びで越えてしまった
感じなので、上級者の方で未プレイのかたは是非どうぞ。
基本的に天使様ハァハァなお話なので、嫌悪感を持ったかたは一生かかわらないほうがいいと思います。
このゲームはやらなきゃ損する類のものではなく、一部の選ばれた人々のためのゲームだと思うので。




主題歌も狂ってますね。I'veのイメージをいい意味で壊してます。
アクエリアスでも飲みながらヘッドフォンで爆音にして聞くのが通な楽しみ方だと思います。




僕が言うまでもなく有名な本作だと思いますが、本当にすごいですね。普通に殺しちゃいますもんね。思い込みだけで。有名なものでは、マリオに対する主人公のある意味哲学的とさえいえる考察や、選んだ選択肢を無視した行動をとる。聴覚に訴えてくるものも存在します。
３つの選択肢すべて殴るだったりというものもあります。
キャラづくりもその辺にしといてやれよ。と言いたくもなるものばかりです。もしかしたらナチュラルにこのキャラになったのかもしれませんが。




ラストは伏線が解りやすすぎたので、物語としては平凡ですが、この作品の魅力はそんなとこにはないのでご安心を。というか
たとえ、ネタバレしても痛くもかゆくもありません。
久しぶりに夜中に一人でトイレに行くのが怖いという感情を味わえますよ。




欲しいかたは日本銀行券でいうところの福沢諭吉を５人ほど用意してくださいね。やるのも買うのも勇気がいるゲームです。




僕からは以上です。

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テーマ : PCゲー
ジャンル : ゲーム